■フロントドアのデッドニング作業

フロントドアのデッドニング作業を行なった
作業は「スピーカケーブルの引き直し」「レジェトレックスでのサービスホール塞ぎ」「ダイナマットでの内張りの制振」である 「アウターパネルの制振」と「スピーカ裏への吸音材の設置」は今回は行なっていない

■ドア内張りの取り外し

ドア 406クーペのドアは2ドアということもあり 非常に大きく厚く重い
内張りもしっかりと作られており 制振していない状態でFOCALのスピーカをかなり大きな音で鳴らしても全くビビリが出ない程である
ドアのデッドニング作業は まずこの内張りを外す事から始まる
ドアミラー裏 ドアミラー裏側の部品を外す
真ん中の丸い円盤部分がドアの板金に 下部の爪が内張り上の金具に差し込まれているだけなので ウェザーストリップのゴムを捲りながら やや手前上方に引き上げると外す事が出来る
内部には吸音材が詰め込まれている
レバー部 レバー周囲の枠を外す 単純に嵌め込まれているだけで 特に工具は必要としない
余談だが ドアロックは写真の状態で「解除」である 「ロック」の状態ではレバーが出っ張り不自然な形になる 走行時は原則的に「解除」であるから デザイン的に見ても正しい考え方であると言える
ドアランプ ドアカーテシーランプを内張りから外す(手で外せる)
コネクターを外し内張りの中に押し込んでおく
ウインドウSW ドアミラーとウインドウスイッチのブロックを外す 金属の爪が4箇所で噛んでいるのでマイナスドライバー等で補助すると良いだろう 前方の2箇所から先に外すと外れやすい デッドニング作業中はウインドウの開閉を必要とする場合があるので 内張りを外した後はスイッチを元通り繋いでおくと便利である
T20ビス位置 ドアのグリップを固定してあるトルクスT20のビス2箇所を外す
下側のビスは内張り内部に落とす可能性があるので注意が必要
内張りを外す 上記全ての部品を取り外したら あとは7箇所のクリップで嵌め込まれているだけなので丁寧に引っ張りながら内張りを取り外す
ドアインナーパネルはグレーのウレタン製防水シートで全面が覆われている
防水シート除去 防水シートを外した状態
シートは再使用しないのであまり気にせず破ってしまっても良い
ドア下部には衝撃吸収用の発泡ウレタンブロックが設置されている

■スピーカケーブルの引き直し

蛇腹を外す スピーカケーブルを既存のゴムの蛇腹に通す作業は 蛇腹に余裕が少ないので比較的困難である 蛇腹はドア側 車体側 共に外し ドア側を結束しているタイラップも除去して進める
しかも車体の室内側にも 非常にアクセスしにくい場所にゴムのブッシュが存在するためキックボード周辺やサイドステップ部分のカバーをすべて外して作業する必要がある
針金を通す ケーブルを通すために適当な太さの針金を用意し 二重にして蛇腹やブッシュに通す
針金が通ったら 先にケーブルを引っかけ引き戻す
この時 針金やケーブルに潤滑剤を吹いておくと作業が非常に楽になる
引き直し完了 スピーカケーブルの引き直しが完了した
今回使用したケーブルはベルデン社製 mid-bass用がSTUDIO497(赤黒 400円/m) tw用がSTUDIO716(透明 350円/m)
音質どうこうよりも 主に引き回しの都合で選択した

■サービスホール塞ぎ

チューブで処理 ドア開閉用のロッドは可動を妨げないようにコルゲートチューブで処理しておく
右に見える丸い部品は可動しない(自由に回転する)ので制振シートで固定してしまってもかまわないが 剥がす際に破損する恐れがあるので念のため逃がしておくと良いかもしれない
ホールを塞ぐ レジェトレックスで全てのサービスホールを塞いだ状態 今後音を聞きながら塞ぐ穴の数を調整していく必要があるが まずは全て塞ぐ
衝撃吸収用のパッドの機能を妨げないように注意する

■内張りの制振

内張り裏側 外したドア内張りの裏面
ダイナマットを使用して制振処理を施す ダイナマットの施工はヒートガン等で暖めて行なう必要があるので室内に持ち込み施工した
黄色の部品が内張りをドアインナーパネルに固定しているクリップである デッドニング処理後 内張りのガタつきをなくすため 最終的には新品のクリップを使いたい 一つ100円程度なのでディーラで入手しておくと良い
施工後 スピーカの周辺 平面が広い部分 叩いてみて軽い音がする部分に重点的にダイナマットを貼る ドアポケットは確実に鳴くので忘れずに
パネルの接合部分の隙間はホットボンドで充填した

■内張りを元に戻して終了

内張りを戻す 内張りを元に戻して終了
スピーカの出っ張りを減らすため バッフルは取り除き フレームの周囲にエプトシーラを貼って取り付けた スピーカ位置が9mm奥に入ったため グローブボックス等との干渉がなくなり 見た目にも納まりが良くなった
ちなみに内張り固定用のクリップはこの写真の位置にあるのであらかじめ内張りの表側にマーキングしておくと取り付ける際に便利である

肝心の音であるが 施工前と比べて中低音の締まりが確実に増している 音圧も上がり ツイータとのバランスもかなり良くなって来た しかしブーミーな点はまだまだ残っているため スピーカ裏の吸音を行う必要がある

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